Startup Guide
Hope Care AI
使い始めるまでガイド
導入事業所のオーナー様・現場スタッフ様向け
契約から AI 機能の利用開始までを、順番にご説明します。
版数 v2026-09-18 / 本ガイドの内容は予告なく変更されることがあります
1. 全体像
Hope Care AI では、次の 4 つの役割の方が登場します。ご自身がどの役割かを最初にご確認ください。
組織オーナー (契約者) owner
組織の契約者です。お支払い (請求) と席数の変更ができる唯一の役割で、初期設定 (Drive 接続・事業所・利用者登録) を最初に行います。組織の全事業所を見られる唯一の役割でもあり、スタッフへの事業所の割り当てもオーナーが行います。
管理者 (事業所または部署単位など) admin
スタッフの招待や事業所・利用者の管理を任される役割です。請求操作はできませんが、オーナーへ「増席の依頼」を送れます。閲覧も管理操作も、割り当てられた事業所の範囲に限られます (招待できるのも自分の担当事業所のメンバー・閲覧者のみ)。
メンバー (現場スタッフ) member
現場スタッフです。録音・AI チャット・記録の作成など、日々の業務でシステムを使います。扱えるのは割り当てられた事業所の利用者・記録です。
メンバー (閲覧のみ) viewer
記録や利用者情報の閲覧だけを行う役割です。記録の作成・編集は行いません (実習生や監査対応などの参照用)。見られるのは割り当てられた事業所の範囲です。
大切な前提: 見える範囲は「割り当てられた事業所」で決まります
- ・オーナーは全事業所を見られます。管理者・メンバー・閲覧者は割り当てられた事業所の利用者・記録だけが見えます。
- ・そのため、招待するときに所属事業所を選ぶことが運用の前提になります (フェーズ 3)。
- ・事業所が 1 つも割り当てられていないと、利用者・記録が何も表示されません。画面には「事業所が割り当てられていません」という案内が出るので、オーナーに割り当てをご依頼ください (割り当てると自動で表示されます)。
利用開始までの 5 フェーズ
1
契約とはじめてのログイン
代理店経由でご契約 → 事前許可メール → Google アカウントでログイン → 組織を作成します。
2
オーナーの初期設定
Google ドライブを接続し、事業所と利用者を登録します。
3
スタッフを招待する
管理者・メンバーを所属事業所を選んでメールで招待します。ドライブの共有 (担当事業所のフォルダ) は受諾で自動的に行われます。
4
利用者の AI 利用同意
利用者ごとに、AI チャット・音声文字起こし・声紋識別を使ってよいかを、ご本人またはご家族の同意で決めます。
5
使いはじめる
声紋登録やテンプレ確認をして、日々の録音・記録づくりを始めます。
2. フェーズ 1: 契約とはじめてのログイン
- 代理店経由でご契約いただきます。 ご契約手続きが済むと、システムに登録するための「事前許可」が発行されます。事前許可 = 招待されたメールアドレスだけがログインできる仕組みで、部外者の登録を防ぎます。
- 事前許可のメールに記載されたリンクを開きます。
- Google アカウントでログインします。 リンクを開くと、事前許可を受けた方専用のログインページ (アプリの
/invite-login) が表示されます。ログインには Google アカウントが必要です。会社で Google Workspace をお使いの場合はその会社アカウントでのログインをおすすめしますが、個人の Google アカウントでもご利用いただけます。
- 組織を作成するウィザードに沿って進めます。 画面の案内に従い、次の順番で進みます。
① 利用規約への同意
② 組織情報の入力 (組織名など)
③ お支払いの登録 (Stripe。Stripe = クレジットカード決済のサービス。)
④ 完了 → 続けて Google ドライブの接続へ (フェーズ 2)
ポイント: このウィザードは組織オーナー (契約者) が行います。スタッフの方はフェーズ 3 の「招待」を待ってからログインしてください。
代理店を通さず、ご自身で申し込む場合: 公開の申込ページ (アプリの /start) から直接お申し込みいただけます。Google アカウントで登録し (ご登録には Google アカウントが必要です)、続けて上記④と同じ「① 利用規約 → ② 組織情報 → ③ お支払い (Stripe)」のウィザードを進めます。決済が完了した時点で組織が作成され、そのまま利用を開始できます (決済前に組織や課金が発生することはありません)。
3. フェーズ 2: オーナーの初期設定
3-1. Google ドライブを接続する
記録・音声・書類の「人が見る正本」は、貴組織の Google ドライブに保存されます。正本 = おおもとの正式なデータのこと。 ドライブに保存されるものは貴組織の Google アカウント環境内に保存され、そこから表示されます (保存される地域はその環境の設定に従い、当社では指定していません)。当社がお預かりして保存する記録・録音・添付資料・声紋のデータは日本国内で保管します。 最初に接続の設定を行います。設定方法は 2 通りあります。
A. かんたん自動設定 (推奨)
「Google に許可して自動設定する」ボタンを押すと、Google の確認画面が 1 回表示されます。「許可」を押すだけで、フォルダの作成・共有・接続確認まで自動で完了します。
- ・アプリがアクセスできるのは、アプリ自身が作成した「hopecareAI」フォルダの中だけです (Google の最小権限 drive.file)。ドライブ内の他のファイルや写真は見えません。
- ・フォルダの持ち主は貴組織のアカウントのままで、共有はいつでも解除できます。
B. 手動で設定する (4 ステップ)
自動設定がうまくいかない場合も、いつでもこちらの手順で設定できます。
- Google ドライブに、この組織用のフォルダを作成します。
- そのフォルダを、システム用のアドレスに「編集者」として共有します。
- フォルダの URL を画面に貼り付け、「検証」ボタンで接続を確認します。
- すでに登録済みの事業所・利用者のフォルダを一括で作成します。
3-2. フォルダの構成
接続後、ドライブの中は次のように自動で整理されます。
組織フォルダ
├ 事業所フォルダ
│ └ 利用者フォルダ (context / chat_history / attachments / audio)
└ スタッフ / {名前} / {所属事業所} /
3-3. 事業所と利用者を登録する
- ・事業所を「事業所管理」から登録します。事業所はスタッフの見える範囲の単位にもなるため、スタッフを招待する前に登録しておきます (フェーズ 3 で招待時に選びます)。
- ・利用者を 1 人ずつ手入力するか、CSV ファイルでまとめて取り込みます (CSV インポート)。CSV = 表計算ソフトで扱える一覧ファイル。
- ・メンバー (現場スタッフ) も利用者を登録できます。登録先は自分に割り当てられた事業所に限られます (編集・削除・CSV 取り込みはオーナー / 管理者のみ。管理者も割当事業所の範囲です)。
- ・登録したあとの整理 (タグ付け・アーカイブ・利用中に戻す・完全に削除) は、第 8 章の「利用者の整理」をご覧ください。
- ・紙や Excel に残っている過去の記録も、あとから CSV でまとめて取り込めます。手順は第 8 章の「記録を CSV でまとめて取り込む」をご覧ください。
CSV でまとめて取り込むとき
- ・1 回に取り込めるのは最大 100 名です。多い場合は分けて取り込んでください。
- ・取り込みを始めると進捗画面に切り替わります。完了表示に変わるまで、ブラウザを閉じたり再読み込みしたりしないでください。
- ・もし途中で通信が切れた案内が出たら、もう一度取り込む前に必ず利用者一覧を確認してください (すでに登録が終わっている場合があります)。
- ・介護度・障害支援区分・医療区分は数字だけでも構いません (障害支援区分の列に「4」と書けば「区分4」になります)。全角・半角、「障害区分 4」のような書き方も読み取ります。介護度は「自立」(非該当) も選べます。「非該当」「該当なし」と書いても「自立」として取り込みます。
- ・生年月日は「1950-04-01」「1950/4/1」「昭和25年4月1日」などどれでも構いません。
- ・氏名の空白は全角・半角どちらでも同じ人として扱います (「田中 花子」と「田中 花子」は重複しません)。同じファイルの中に同じ人が 2 行あると、その行はエラーになります。CSV 側で重複行を消してから取り込んでください。
- ・Excel をお使いの場合は通常の「Excel ブック (.xlsx)」で保存してください。マクロ有効ブック (.xlsm) と Excel 2003 以前の古い形式 (.xls) には対応していません。計算式が入ったセルは計算結果ではなく数式のまま取り込まれるため、「値のみ貼り付け」で値にするか CSV で保存してください。
- ・同じ利用者が重複して登録されてしまったときは、利用者一覧の ☰ メニュー →「重複利用者の確認」で整理できます (オーナーのみ)。
- ・すでに登録済みの利用者を CSV で更新することもできます。ファイル選択画面の「既にいる利用者の扱い」で「変更がある項目だけ上書きする」を選ぶと、カナ・介護度・障害支援区分・医療区分などを更新できます。CSV が空欄の項目は変更されません (消えません)。氏名・生年月日・事業所は変更されません。取込前の確認画面で「誰のどの項目が何に変わるか」を確認できます。
フォルダは自動で作られます
- ・事業所を登録すると、Google ドライブに事業所フォルダが自動で作られます。
- ・利用者を登録すると、その事業所フォルダの下に利用者フォルダが自動で作られます。
- ・事業所を作った直後に利用者を登録しても問題ありません。事業所フォルダがまだ出来ていない場合は、利用者フォルダを作る際に先に事業所フォルダを用意します。
- ・Google ドライブ側の一時的な事情でフォルダ作成が遅れた場合も、毎晩の自動チェックで作り直します。登録操作をやり直す必要はありません。
初期設定チェックリスト
- ☐ Google ドライブを接続した
- ☐ 事業所を登録した
- ☐ 利用者を登録した (手入力または CSV)
- ☐ 招待するスタッフごとに割り当てる事業所を決めた
- ☐ スタッフを招待する準備ができた (フェーズ 3 へ)
4. フェーズ 3: スタッフを招待する
4-1. 招待メールの送り方 (オーナー・管理者)
- ・「ユーザー管理」から、招待する相手のメールアドレス・役割・所属事業所を指定して招待します。
- ・招待できるのはオーナーと管理者です。管理者が招待できる役割はメンバー・閲覧者のみで、管理者・オーナーを与えられるのはオーナーだけです。
- ・管理者が招待する場合、招待先の事業所は自分の担当事業所から選ぶ (必須) ことになります。オーナーはすべての事業所から選べます。
招待時に「所属事業所」を必ず選んでください
- !選んだ事業所が、そのスタッフの見える範囲になります (複数選択できます)。
- !選ばずに招待すると、参加後に利用者・記録が何も表示されません。画面には「事業所が割り当てられていません」という案内が出ます。
- !選び忘れた場合も、オーナーが「ユーザー管理」から後から事業所を追加できます。追加すると、開いている画面にも数秒で反映されます。
4-2. 招待された人がやること
- 届いた招待メールのリンクを開きます。
- Google アカウントでログインします。これで参加は完了です。
- ドライブの共有は自動で行われます。準備が終わるまで「Drive 準備中」と表示され、数分ほどかかることがあります。
自動で共有される内容: 割り当てられた事業所のフォルダに、役割に応じた権限が付きます (管理者 = 編集可 / メンバー・閲覧者 = 閲覧)。担当外の事業所フォルダは共有されません。さらに、本人だけが編集できる個人フォルダが自動で作られます。事業所の割り当てを後から変更すると、共有も追随して付け外しされます (オーナーは組織フォルダの所有者のため全体を参照できます)。
4-3. スタッフが抜けるとき (除名)
- ・除名すると、そのスタッフへのドライブ共有は自動的に解除され、本人へ通知メールが届きます。
- ・共有状態は夜間 (02:30 頃) に自動で点検・修復されます。オーナー・管理者は「Drive 共有を同期」ボタンから手動で再同期することもできます。
5. フェーズ 4: 利用者の AI 利用同意
利用者を選んで AI チャットや録音を使うには、利用者ごとに同意が必要です。同意はいちばん大切な設定です。
5-1. 同意ウィザード (5 ステップ)
利用者の詳細画面から同意ウィザードを開き、次の 5 ステップで進めます。
利用範囲の 11 項目は最初からすべてチェック済みで始まります。外したい項目があるときだけ、チェックを外してください。
5-2. 同意 11 項目の意味 (4 グループ)
AI チャット (4 項目)
処理は日本国内で行うことを基本とし、精度・可用性の状況に応じて国外の事業者のサービスを使うことに同意します。利用する事業者と、処理を国内・国外のどちらで行うかは継続的に見直されるため、最新の一覧はプライバシーポリシーでご案内する「AI 処理委託先一覧」に掲載します。
「画像解析 (国外での処理を含む)」は、添付した写真を国外の事業者で解析する場合の同意です。国内で解析するときは「AI チャット (主系統)」の同意の範囲で行うため、この項目がなくても写真を添付できます。
音声文字起こし (3 項目)
当社が選定した音声認識サービスを使うことに同意します。処理を国内・国外のどちらで行うか (日本国内のほか、国外で行う場合を含みます) と事業者は継続的に見直されるため、最新の一覧はプライバシーポリシーでご案内する「AI 処理委託先一覧」に掲載します。
声紋識別 (1 項目)
会議などの録音で「誰が話しているか」を、日本国内で当社が運用する照合機能で見分けます。声紋 = 声の特徴を数値にしたデータ。話者ラベルの自動付与に使います。登録に使った音声と声紋データは日本国内で扱い、登録を削除するまで識別に使います (削除すると、以後の識別には使いません)。
共通・補助 (3 項目)
文字起こしの整形処理と、専門用語集の注入 (チャット・音声認識のヒント) に同意します。
過去の記録を参考情報として AI に渡すときの個人情報 (電話番号・住所など) の自動マスクは同意項目ではありません。同意の有無にかかわらず常に行う当社の安全管理措置です。書き方によっては見つけられないことがあり、すべての個人情報を完全に伏せることを保証するものではありません。氏名と、利用者情報に登録した項目 (居宅、ご家族のお名前など) は対象外です (2026-09-13 より前に取得した同意には「PII フィルタ有効化」の項目が残っていますが、同意の有無で動作は変わりません)。
5-3. ご本人に代わって同意する場合・職員が代筆する場合
- ・成年後見人などの法定代理人やご家族がご本人に代わって同意する場合は、手順 ③ で続柄を選び、同意された方の氏名を入力します (必須)。控えの PDF には「氏名 (続柄)」の形で印字されます。
- ・ご本人に同意のご意思があり、署名や操作だけが難しい場合は、職員が内容を読み上げてご意思を確認し、「本人 (職員が代筆)」を選びます (氏名の入力は不要です。入力した職員はシステムに記録されます)。
- ・以前の選択肢にあった「事業所代理」は、2026-09-18 に選択肢から外しました。代わりに「本人 (職員が代筆)」をお使いください。
紙の同意書 (参考ひな型) から入力するとき: 次の対応で区分を選んでください (署名欄の番号は、同意項目のグループ A〜D とは別系統です)。
| 紙の区分 | システムで選ぶ区分 (手順 ③) | 氏名 |
| 署名欄 1 (ご本人) | 本人 | 入力なし |
| 署名欄 3 (代筆) | 本人 (職員が代筆) | 入力なし |
| 署名欄 2 (法定代理人) | 後見人 | 必須 |
| 署名欄 2 (ご家族) | 長男 / 長女 / 配偶者 / 家族 (その他) | 必須 |
- ・代わりに同意する理由と、法定代理人の場合に確認した書類 (登記事項証明書など)、紙の同意日と書面の版数は、システムにまだ入力欄がないため、紙の同意書で保管してください (システムの同意日時は、入力した日時になります)。
- ・同意ウィザードは全項目にチェックが入った状態で始まります。紙で「同意しない」の項目と、どちらにもチェックの無い項目は、外してから送信し、紙の事業所記入欄の確認欄にチェックを入れてください。
5-4. 同意がないと動かない機能
- !AI チャットで、その利用者の記録を踏まえた回答 (利用者カルテの参照)
- !録音の音声文字起こし・リアルタイム字幕・音声のアップロード
- !全期間記憶のための索引づくり (過去記録の意味検索)
録音とリアルタイム字幕の同意: 録音・リアルタイム字幕・音声のアップロードは同じ判定で、音声文字起こしの 3 項目のうち、いずれか 1 つに同意があれば使えます。ただし、利用者を選んだ録音では、文字起こし結果の日本語補正 (表記の揺れや聞き間違いの修正) は「音声文字起こし (国外での処理を含む)」に同意がある場合だけ行います。
5-5. 利用者を選ばない録音 (職員の会議など)
利用者を選ばずに行う録音 (職員の会議など) は、職員の方の記録として扱い、職員の方の音声は勤務先の事業者との取り決めのもとで取り扱います。利用者の方が同席される場合は、その利用者を選んで録音してください。録音開始の画面にも同じ案内が出ます。
職員の皆さまへ: 利用者を選ばない録音は職員の記録として扱われます。録音した音声や文字起こしの扱いについては、勤務先の事業者の定め (就業規則等) に従います。職員の皆さまへの周知は、ご契約事業者にてお願いします。
5-6. 控えと撤回
- ・同意の控えは PDF でダウンロードでき、メールで送ることもできます。
- ・同意は項目ごとにいつでも撤回できます (「同意状態」画面から)。「AI チャット (主系統)」の同意を撤回すると、その利用者を選んだ AI チャットは使えなくなり、AI チャットでの記録参照 (全期間記憶を含む) の対象から外れます。音声文字起こしの 3 項目をすべて撤回すると、その利用者を選んだ新しい録音はできなくなります。
- ・撤回しても、これまでの記録やドライブ上のファイルは事業所の記録として保存されます。記録そのものの削除は撤回とは別のお手続きで、法令で保存が必要な記録もあるため、ご希望があったときは事業所でご判断ください。
- ・「声紋識別」の同意の撤回を受けたら、声紋の登録も削除してください。 同意の撤回だけでは登録済みの声紋は自動で削除されません。オーナーまたは管理者が、組織メニューの「声紋管理」で、その利用者の声紋のごみ箱アイコンから削除します (紙の同意書では「事業所で声紋の登録も削除します」とご案内しています)。
- ・同意の状況は、利用者一覧・詳細のボタンの濃淡で見分けられます。まとめて確認するときは「組織管理 (統制ハブ)」の同意タブをご覧ください (オーナーは全事業所、管理者は割当事業所の範囲で表示されます)。
6. フェーズ 5: 使いはじめる
最初の 1 週間で、次のことをしておくと使い心地がよくなります。
- 1.声紋を登録する — スタッフは「設定 > 自分の声紋」から、利用者は「利用者詳細」から登録します。話者ラベルの精度が上がります。
- 2.テンプレートを確認する — 申し送り要約・モニタリング報告などの標準テンプレが初期搭載されています。組織独自のテンプレも追加できます。
- 3.固有名詞・優先変換辞書を登録する — 法人共有の「カスタム固有名詞」と、職員個人の「優先変換辞書」で、名前や専門用語の表記を正しく整えます。
- 4.「タスク」タブを見る — 未記録の利用者・記録化待ちの録音・ToDo をまとめて確認できる入口です。日付を切り替えて過去日の点検や、先の日付の予定確認もできます。
7. 権限別にできること早見表
主な操作を役割ごとにまとめました。○ = できる / × = できない。できる場合でも、対象は自分に割り当てられた事業所の利用者・記録です (オーナーのみ全事業所)。
役割別のできること早見表
| 操作 |
オーナー owner |
管理者 admin |
メンバー member |
メンバー (閲覧のみ) viewer |
| 見える事業所の範囲 |
全事業所 |
割当事業所のみ |
割当事業所のみ |
割当事業所のみ |
| 利用者・記録の閲覧 |
○ |
○ 割当内 |
○ 割当内 |
○ 割当内 |
| 録音・AI チャット・記録の作成 |
○ |
○ 割当内 |
○ 割当内 |
× |
| 利用者への添付資料の追加・削除 ※下記 |
○ |
○ 割当内 |
○ 割当内 |
× |
| 利用者を利用中に戻す (アーカイブの解除) |
○ |
○ 割当内 |
× |
× |
| 利用者のタグの付与・作成・リネーム・削除 |
○ |
○ ※下記・割当内 |
× |
× |
| 利用者の「完全に削除」(匿名化) |
○ ※下記 |
× |
× |
× |
| スタッフの招待 |
○ |
○ ※下記・割当内 |
× |
× |
| CSV インポート・エクスポート |
○ |
○ 割当内 |
× |
× |
| 重複利用者の確認・整理 |
○ |
× |
× |
× |
| 声紋管理 (管理者向け画面) |
○ |
○ 割当内 |
× |
× |
| Google ドライブの共有範囲 |
組織フォルダ全体 |
割当事業所の フォルダ (編集可) |
割当事業所の フォルダ (閲覧) |
割当事業所の フォルダ (閲覧) |
| 統制ハブの監査ログ・データ書き出し |
○ |
× |
× |
× |
| 請求 (契約・席数の変更・解約) |
○ |
× 依頼のみ |
× |
× |
- ※ 管理者の招待はメンバー・閲覧者のみを与えられ、招待先の事業所は自分の担当事業所から選ぶ (必須) ことになります。管理者・オーナーを与えられるのはオーナーだけです。
- ※ タグは組織で共有します (事業所では分かれません)。付与と新しいタグの作成はオーナー・管理者ができ、管理者は担当事業所の利用者にのみ付与できます。タグ名の変更・削除はオーナーと全事業所を担当する管理者のみです。メンバー・閲覧者はタグを見ることはできますが、付ける・作ることはできません。
- ※ 「完全に削除」はオーナーのみで、アーカイブ済みの利用者にだけ実行できます。取り消せません。手順と、消える情報・残る情報は第 8 章「利用者の整理」をご覧ください。
- ※ 利用者への添付資料の追加・削除 (利用者一覧の「添付」ボタン・利用者詳細の「添付資料」タブ・利用者詳細画面へのドラッグ&ドロップ) はオーナー・管理者・メンバーができます (管理者・メンバーは担当事業所の利用者のみ)。当月の AI 利用が上限に達している組織では追加のみ一時停止します (削除は可)。閲覧者は追加・削除できません。アーカイブ済み・「完全に削除」済みの利用者には追加できません。一度に追加できるのは 20 件までです。
- ※ 事業所が 1 つも割り当てられていないと、利用者・記録が何も表示されません。「事業所が割り当てられていません」という案内が出たら、オーナーへ割り当てをご依頼ください (割り当て後は自動で表示されます)。
- ※ 利用者を紐付けずに録音した場合は「録音した事業所」に紐づき、その事業所の担当者・録音した本人・オーナーが参照できます。
- ※ 管理者は請求そのものは操作できませんが、オーナーへ「増席の依頼」を送れます (第 9 章)。
- ※ メンバー (閲覧のみ / viewer) は記録・利用者・チャット履歴・録音履歴などの閲覧はできますが、記録の作成・編集、録音、AI チャットの送信などの書き込み操作はできません (システムが自動でブロックします)。実習生・監査対応・見学者などの参照用に適しています。
- ※ 閲覧のみ (viewer) は席 (契約ユーザー数) を消費しません。
8. メニュー別かんたんガイド
利用者は画面上部のヘッダーで選びます。 チャット・音声記録・録音・録音履歴・記録の各画面は、ヘッダーの「利用者」ピルで選んだ利用者を共通で引き継ぎます。一度選べば画面を移動しても保持され、再読み込みしても残ります。変更・解除はこのピル (スマートフォンでは右上メニューの「利用者」) から。録音中は取り違え防止のため変更できません。事業所を切り替えた際に選択中の利用者がその名簿にいない場合は自動で解除されます。
日々の業務メニュー
- タスク未記録の利用者・記録化待ちの録音・ToDo を一覧で確認する入口です。日付を前後に切り替えて過去の状況や先の予定も見られます。ToDo は日付・時刻・利用者・担当者・添付リンクをつけて登録でき、完了チェックや、期限が過ぎたものの一括アーカイブができます。毎週・隔週の繰り返し登録や、複数の利用者へまとめて登録、「一覧を広げる」で画面内に広げるタスクリスト (状態 / 期間 / タイトルでの絞り込み・列の並び替え・全部にチェック・印刷 / PDF 保存) にも対応しています (下の「ToDo とタスクリスト」参照)。
- チャットヘッダーで利用者を選んで質問すると、その人の記録を踏まえて AI が答えます。ファイルを添付したり、「資料を添付」でその利用者の添付資料を選んで回答の素材にできます。一度添付した資料は、同じ会話の中なら次の質問からは添付し直さなくても参照します(別の会話には引き継ぎません。新しい話題は「新しい会話」から始めてください)。回答の下の「この回答が参照した資料」を開くと、参照した資料名と「全文 / 要約のみ / 冒頭のみ / 本文なし」の別を確認できます。資料が多くなると赤い案内が出て、古い資料から順に本文を渡さない参照に切り替わります(送信が止まることはありません)。Word (.docx) / Excel (.xlsx) / PowerPoint (.pptx) は、本文を読み取って AI に渡します (1 ファイル 50MB まで・図は最大 5 枚。古い .doc / .xls / .ppt は読み込めないので .docx などで保存し直してください)。読み込めなかった資料は、その資料を除いて回答し、画面と回答冒頭でお知らせします。
- 音声記録話してメモすると AI が整形します (話してメモ → AI 整形)。既存の音声ファイル (最大 150MB / m4a・mp3・wav 等) の取り込みにも対応し、取り込み後は自動で文字起こし・AI 整形されます。
- 録音会議・面談を録音して文字起こしします。
- 録音履歴過去の録音を一覧で確認します。
- テンプレ申し送り要約などの整形テンプレートを管理します。作成時に「使う場面」を選ぶだけで、使える画面が自動で決まります (下の「テンプレートの活用法」参照)。
- 記録できあがった記録を区分別・多軸フィルタで管理します。記録のフリー記入は 1 件 70,000 文字まで入り、「AI で整形」ボタンでテンプレートを使った清書もできます。紙や Excel に残っている過去の記録は、☰ メニューの「CSV インポート」でまとめて取り込めます (下の「記録を CSV でまとめて取り込む」参照)。
- 利用者利用者ごとの統合カルテ (概要 / 記録 / 録音 / チャット / 添付) を開きます。一覧の各行 (スマートフォンではカード) の「添付」ボタン、または詳細の「添付資料」タブ →「添付を追加」で、保険証の写しや検査結果などのファイルをその利用者に付けられます (画像・PDF・Word / Excel / PowerPoint・テキスト・音声・動画、1 ファイル 150MB まで)。パソコンのブラウザでは、利用者の詳細画面にファイルをドラッグ&ドロップしても追加できます (どのタブを開いていても構いません。ドラッグすると「ここにドロップして ○○ さんに添付」と表示され、離すと自動で「添付資料」タブに切り替わります)。一度に 20 件までまとめて追加でき、1 件ずつ順に処理されて進み具合 (「3 / 7 件」) が表示されます。追加できなかったファイルがあれば、その一覧と理由 (対応していない形式・フォルダ・サイズ超過など) が出ます。フォルダはそのままでは追加できないので、中のファイルを選んでください。Google ドライブの利用者フォルダ「添付ファイル」に保存され、削除するとドライブでもゴミ箱へ移ります (約 30 日で自動消去・それまでは復元できます)。画像・PDF・テキスト・音声・動画・Word / Excel / PowerPoint (50MB 以下) は、チャットの「資料を添付」から AI に読ませることができます。正確な制限値はシステム仕様書 §4 をご覧ください。タグ付け・アーカイブ・利用中に戻す・完全に削除は、下の「利用者の整理」をご覧ください。
ToDo とタスクリスト (タスク画面)
「タスク」画面の ToDo は、その日にやることのチェックリストです。カード右上の「ToDo を追加」で登録し、行の左のチェックで完了にできます。件数が多いときは「一覧を広げる」ボタン (四方向へ開く矢印のアイコン) を押すと、上の日付ナビ・検索欄・絞り込みチップはそのままで、ToDo だけが画面いっぱいに広がった一覧 (タスクリスト) になります。広げたままでも日付の切り替えや ToDo の追加ができます。元に戻すときは、一覧の右上と末尾の 2 か所にある「閉じる」を押します。
① ToDo を登録する
- 「ToDo を追加」を押し、日付・時刻 (「終日」も選べます)・タイトル・内容・利用者・担当を入れます。
- タイトル欄には「よく使うタイトル」(過去 90 日でよく使われた上位 20 件) が候補として出ます。「バイタル測定」「入浴」のように毎日使うものは候補から選ぶと表記がそろい、あとの絞り込みが効きます。
- 「登録先」で「MY タスク (担当: 自分)」か「事業所のタスク (共有)」を選びます。共有にすると担当者を決めずに事業所のみんなで持てます。
- 「保存」を押すと一覧に追加されます。
- ・利用者を選んでおくと、その利用者の詳細画面 (カレンダー・TODO) にも表示されます。利用者を選ばない ToDo は利用者詳細には出ません (タスク画面には出ます)。
- ・タイトルは 200 文字・内容は 4,000 文字まで。添付は http(s) で始まる URL を 1 件つけられます。
② 複数の利用者へまとめて登録する
- ToDo の追加画面で「利用者 (複数可)」の「利用者を追加」を押し、対象の方を選びます (1 回に 20 名まで)。
- タイトル・内容・時刻・繰り返しは全員に同じ内容で入ります。
- 保存前に「3 名 × 5 件 = 合計 15 件を作成します」のように件数が表示されるので、確認して「保存」を押します。
- ・まとめて登録できるのは新しく作るときだけです。作成後の ToDo は 1 件ずつ 1 名に紐づくので、編集は 1 件ずつ行います。
- ・繰り返しと組み合わせたときの合計 (利用者数 × 回数) は 2,000 件までです。超えると1 件も作成されませんので、利用者か期間を減らして分けて登録してください。
③ 毎週・隔週で繰り返し登録する
- ToDo の追加画面の「繰り返し」で「毎週」または「隔週」を選びます。
- 曜日 (月〜日) を 1 つ以上選びます。複数選べます (例: 月・水・金)。
- 期間を「この日から 1 か月 / 半年 / 1 年 / 全期間 (終了日なし)」から選びます。
- 「毎週 月・水・金、2026-09-07 〜 2026-10-07、14 件を作成」(「この日から 1 か月」を選んだ場合の例) のように件数のプレビューが出ます。確認して「保存」を押します。
- ・1 回の作成でつくれるのは 400 件までです。「作成件数が上限を超えます」と出たら期間を短くしてください。
- ・「全期間 (終了日なし)」を選ぶと、まず 366 日先までが作られ、以降は毎晩の自動処理で先へ延びていきます (ずっと先まで一度に作る必要はありません)。
- ・繰り返しの ToDo を編集・削除すると、「この日の予定だけ」「この日以降のすべて」のどちらにするかを選べます (Google カレンダーと同じ考え方です)。曜日や期間そのものを変えるときは「この日以降」を選んでください。
- ・一覧では繰り返しの ToDo に繰り返しを表す小さなしるしが付きます (この日だけ変更したものは別のしるしになります)。
④ タスクリストで絞り込む・チェックする・印刷する
広げた一覧では、次の操作ができます (パソコン・タブレットの幅では列見出しが並びます)。
- ・列: 状態 / 時刻 / 利用者 / タイトル / 内容 / 担当 / 繰り返し。「時刻」「利用者」の見出しを押すと並び替えができ、もう一度押すと昇順・降順が入れ替わります。「並び替え」メニューからは日時 / 利用者名 / 登録日時を選べます。
- ・状態: 「すべて / 未完了 / 完了」の 3 択で切り替えます (初めは「すべて」)。
- ・期間: 「今日 / 今週 / 今月 / 期間指定」から選びます。期間を選ぶと日付の「< >」がその期間ごとに動き、行に日付が表示されます。期間は両端を含めて 92 日まで、一度に表示できるのは 1,000 行までです (超えると「期間や条件を絞ってください」と出ます)。「今日」を選ぶと 1 日表示に戻ります。
- ・タイトル: よく使うタイトルを複数選んで絞り込めます (いずれかに一致・10 件まで)。候補は過去 365 日でよく使われた 50 件です。検索欄の言葉とは「かつ」で効きます。
- ・全部にチェック / 全部解除: 表示中の行 (最大 1,000 件) をまとめて完了 / 未完了にします。確認のうえ実行され、権限や状態で更新できなかった分は件数でお知らせします。閲覧のみ (viewer) の方には表示されません。
- ・印刷 / PDF 保存: 表示中の一覧をそのまま印刷したり、PDF に保存したりできます。チェック欄付きの表で出力されるので、そのまま現場のチェック表として使えます (絞り込みの条件・並び順・件数・出力日時も一緒に印字されます)。
- ・条件をクリア: 状態・期間・タイトルの絞り込みをまとめて解除します。絞り込みの内容は画面のアドレス (URL) に入るので、再読み込みしても・ブラウザの「戻る」でも同じ一覧が再現されます。
- ・スマートフォンなど画面が狭い端末では、これらのボタンがアイコンだけの 2 行になり (長押し・タップで名前が出ます)、絞り込みは横スクロールで並びます。列見出しは出ず、1 件を 2 行にまとめたコンパクトな表示になります。
- ・1 日表示では、その日の分と期限超過の分をそれぞれ 200 件まで表示します。期限超過がたまってきたら「すべてアーカイブ」で整理できます (完了扱いにはならず、あとから元に戻せます)。
⑤ 音声で一括記録する (話すだけで全員ぶんの下書きをつくる)
訪問や巡回のあとに複数の利用者ぶんをまとめて話すと、AI が利用者ごとに振り分けて記録の下書きをつくります。確認して保存すると、その方の ToDo が完了になります。
- 「タスク」画面で ToDo の「一覧を広げる」を押し、ボタンの並びにあるマイクのボタン「音声で一括記録」を押します (画面が狭い端末ではマイクのアイコンだけになります)。
- 「1. 対象の利用者」に、いま表示している未完了の ToDo が並びます。対象にできないものは理由 (利用者が設定されていない / AI 同意がない / すでに完了) が出ます。記録しない方はチェックを外します。
- 「録音開始」を押して話します。「山田さんは湯温 40 度で 15 分、皮膚の異常なし。佐藤さんは…」のように利用者のお名前を言ってからその方のことを話すと、正しく振り分けられます。
- 話している間はマイクの状態が「接続中…」「待機中 — 話しかけてください」「聞き取り中」(声の大きさのメーター付き)「認識中…」と切り替わります。「マイクの音を拾えていません」と出たときは、マイクの許可や入力デバイスをご確認ください。
- 話し終えたら「停止」を押します。文字になった内容は「発話内容 (編集できます)」の欄でそのまま直せます (キーボードでの入力・貼り付けもできます)。
- 「AI で振り分け」を押すと、利用者ごとの下書きが並びます。どなたのことか分からなかった部分は「振り分けできなかった発話」に元の文章のまま残るので、コピーして手で振り分けられます。
- 下書きを確認・修正したら、下の「記録マスタを選んで全員分を保存」を押して様式 (記録マスタ) を選びます。様式を使わないときは「事例記録として保存 (様式なし)」を選ぶと、下書きをそのまま事例記録として保存します。
- 保存できた方の ToDo は自動で完了になります。記録は作らずチェックだけ付けたいときは「チェックだけ反映」を押します (音声で「〜は完了」と話した方には、あらかじめ印が付きます)。
- ・様式の必須項目を発話から読み取れなかったときは、その方のカードに「抽出できなかった必須項目」が出ます。選択肢を選ぶ・文字を入れるだけでその場で補い、「項目を入力して保存」で保存できます (最初からやり直す必要はありません)。
- ・法人共有の「カスタム固有名詞」やご自身の「優先変換辞書」に登録した言葉は、聞き取りの表記が自動で直されます (施設名・お名前・専門用語など)。直しが確かでないときは元の文章のまま表示し、確認をうながします。
- ・長く話しても途中で切れません。長い発話は内部でいくつかに分けて処理し、一部の処理に失敗してもほかの方の下書きは残ります。1 回に話せる長さ・対象人数・処理時間の目安は仕様書 (PDF) の「制限値一覧」をご確認ください。
- ・対象にできるのは、利用者が設定されていて AI 同意のある方の未完了の ToDo だけです。音声そのものは保存しません (録音時間プールも使いません)。閲覧のみ (viewer) の方には表示されません。
- ・1 回の一括記録はその日ぶんのため、タスクリストで期間を選んで表示している間はボタンを押せません (「音声で一括記録は 1 日ずつの表示で使えます」と出ます)。「今日」に戻すと使えます。表示中の未完了の ToDo が上限を超えているときも押せないので、絞り込んでから実行してください。
記録を CSV でまとめて取り込む (記録メニュー)
紙や Excel に残っている過去の記録を、まとめて登録できます。「記録」画面の ☰ メニュー →「CSV インポート」から始めます (パソコンの画面・オーナー / 管理者のみ)。おひとりぶんだけ取り込むときは、その方の利用者詳細画面の「記録を取込」からでも始められます。1 回に取り込める行数は仕様書 (PDF) の「制限値一覧」をご確認ください。
① 取り込み方を選ぶ
「CSV インポート」を押すと、2 つの取り込み方を選ぶ画面が出ます。
- ・利用者を選択して取り込む (おすすめ) — 先に利用者を選ぶので、記録が別の方に紐づく心配がありません (CSV に利用者の列は要りません)。
- ・リスト形式のファイルで取り込む — 複数の利用者ぶんをまとめて取り込みます。利用者は CSV に書かれた氏名か「利用者ID」で照合します (下の ④)。
② 先に様式を選び、その様式のテンプレートを落とす
記録に何を書くか (項目) は様式ごとに違うため、先に様式を決めてからテンプレートをダウンロードします。こうすると「どんな列を作ればよいか」で迷いません。
- ファイルを選ぶ画面の「記録の様式」で、記録区分 → 様式の順に選びます。様式を使わず本文だけで取り込むときは「様式なし (自由記述)」を選びます。
- 選ぶとその様式の項目がその場に一覧表示されます (項目名・必須かどうか・自由記述 / 単一選択 / 複数選択の別・選べる値)。
- 「この様式のテンプレ CSV をダウンロード」を押します。テンプレートにはその様式の項目が列として並び、記入例の行には実際に選べる値が入っています。
- 1 行目の見出しはそのまま残し、2 行目から 1 件 1 行で記入して保存します。
- ・「記録区分」の列は、様式を選んだときも必要です。テンプレートには選んだ様式の記録区分が入っているので、そのままお使いください。
- ・ファイル (写真など) の項目は CSV では取り込めません。取り込んだあとに記録を開いて添付してください。必須のファイル項目がある様式は CSV では取り込めないので、様式なしか別の様式をお選びください (どちらも画面に表示されます)。
- ・日付を書く項目は「2026-05-11」のように文字で入力してください (Excel の日付書式のままだと数値になります)。
③ 選択肢のある項目の書き方
- ・単一選択の項目は、選べる値のうち 1 つだけ書きます。
- ・複数選択の項目は、値を / (スラッシュ) で区切って複数書けます (例: 自立/声かけ)。テンプレートの列見出しには【複数選択】が付くので、どちらの項目かはテンプレートを見れば分かります。
- ・区切りには 、 | ; も使えます。カンマ (,) は CSV の区切りと紛らわしいため使えません。
- ・選べる値は、様式を選んだときに画面に出る項目一覧 (「選択肢:」) と、テンプレートの記入例で確認できます。書かれていない値を入れると、その行はエラーとして取込確認画面に出ます。
④ 利用者の紐づけ方
- ・氏名でも取り込めます。姓名の間の空白は半角・全角・空白なしのどれでも同じ人として照合します (「田中 花子」「田中 花子」「田中花子」はすべて同じ方として扱います)。
- ・確実なのは「利用者ID」の列です。利用者一覧からエクスポートした CSV の 1 列目が「利用者ID」なので、その列をそのまま貼り付けてください。氏名が登録名と違っていても正しく紐づき、取込確認画面でお知らせします。
- ・同姓同名の方がいる行や、名簿に見つからない行は、次の取込確認画面で選んで解決できます (下の ⑥)。
⑤ 「既にある記録の扱い」はファイルを選んだあとに出ます
同じ記録を二重に入れないための重複の判定方法 (3 択) は、ファイルを選んだあとに画面へ表示されます。ファイルを選ぶ前の画面には出ませんので、先に「CSV / Excel ファイルを選択」でファイルを選んでください。
- ・「同じ日時 (±5分) の同じ区分をスキップ」(初めはこれ) — 同じ利用者・同じ記録区分で、記録日時が近い記録は取り込みません。
- ・「同じ日・同じ様式をスキップ」— 日付だけ (時刻なし) のデータを移行するときに使います。同じ日に同じ様式の記録が複数ある場合は 2 件目以降がスキップされます。
- ・「重複をチェックしない」— 全部そのまま取り込みます。初めての一括移行に向いています。
どれを選んでも、スキップされる行は取込確認画面に「重複スキップ」として件数つきで先に表示されるので、取り込みを確定する前に確認できます。
⑥ 見つからない利用者があったとき (取込確認画面で直す)
取込確認 (プレビュー) 画面で「利用者が未一致」と出た行は、その場で解決できます。CSV を作り直す必要はありません。
- その行の「利用者を選択」を押します。
- 氏名・カナで検索して、対応する利用者を選びます。
- 同じ氏名の行が他にもあるときは「同じ氏名の他 ○ 行にも適用」にはじめからチェックが入っているので、まとめて解決できます。
- その行を取り込まないときは「この行は取り込まない」を選びます。
- ・記録日時の書き方が違う・本文が空などで取り込めない行は、理由とヒントが行ごとに表示されます。エラーになった行だけをまとめて CSV でダウンロードできるので、直してから取り込み直してください。
⑦ 取り込んだあとに取り消す
- ・1 回ぶんの取り込みはひとまとまりで記録されるので、完了画面の「この取込を取り消す」で、今回入った記録だけをまとめて取り消せます。取り消せる期間は仕様書 (PDF) の「制限値一覧」をご確認ください。
- ・取り消した記録は一覧から見えなくなります (監査の記録には残ります)。取り消したあとに、直した CSV を入れ直すこともできます。
- ・取り消せる期間を過ぎたときは、記録を 1 件ずつ開いて無効化してください。
- ・ご自身の担当ではない事業所の記録は取り消しの対象外です (対象外の件数もあわせて表示されます)。
⑧ エクスポートした CSV を直して取り込み直す
- ・記録の CSV エクスポートは「記録ID / 利用者ID / 日時 / 区分 / 利用者 / 様式 / タイトル / 内容 / 作成者 / 同席者数」の並びで、日時は日本時間の「2026/09/09 11:00:30」の形式です。表計算ソフトで直して、そのまま記録の取り込みに使えます (利用者ID・日時・区分・利用者・タイトル・内容の列を読み取ります)。
- ・取り込むと新しい記録として登録されます。元の記録が書き換わるわけではないので、差し替えたいときは元の記録を無効化してください。
- ・「記録ID」「作成者」「同席者数」は取り込みには使いません。ファイルを選ぶと「次の列は取り込まれません」として画面に出ますが、列を消さずにそのままで構いません (「様式」は「取込には使いません」と表示されます。様式は上の ② で選びます)。
利用者の整理 (タグ / 利用中に戻す / 完全に削除)
利用者の詳細画面 右上の 「⋮」メニュー (その他の操作) から、利用者の整理ができます。表示される項目は利用者の状態 (利用中 / アーカイブ済み) と役割によって変わります。
① タグを付ける (オーナー・管理者)
- 利用者詳細の「⋮」メニュー (その他の操作) →「タグ付けしておく」を開きます。
- 既にあるタグを選ぶか、入力欄に名前を入れて新しいタグを作成します。
- 「保存」を押すと、選んだタグがその利用者に付きます。
- ・タグは組織で共有されます (事業所では分かれません)。他のスタッフの画面にも同じタグが表示されます。
- ・利用者一覧の絞り込みに「タグ」が加わります。複数選ぶと、いずれかのタグが付いた利用者が表示されます。
- ・タグ名は 30 文字まで、1 人につき 20 個まで、組織で 500 種までです。表記ゆれ (半角カナ・全角英数・空白) は同じタグとして扱います。
- ・タグ名の変更・削除はオーナーと全事業所を担当する管理者のみです。削除すると全員からそのタグが外れますが、記録や利用者そのものは消えません。
② 利用中に戻す (オーナー・管理者)
退所などでアーカイブした方が、また利用を再開されたときに使います。
- 利用者一覧の絞り込み「アーカイブ」で「アーカイブ済のみ」を選び、対象の方を開きます。
- 「⋮」メニュー →「利用中に戻す」を選びます。
- 確認画面で「復元」を押すと、利用中の一覧に戻ります。
- ・事業所の割り当て・Google ドライブのフォルダはそのまま残っているため、そのまま録音・記録を再開できます。
- ・「完全に削除」済みの方は戻せません (メニューにも表示されません)。
③ 完全に削除 (オーナーのみ / 取り消せません)
退所された方などの個人情報を消す必要があるときに使います。行そのものを消すのではなく、個人を特定できる情報を消して「(削除済み利用者)」に置き換える操作です。先にアーカイブしてください (利用中の方には表示されません)。
- アーカイブ済みの利用者を開き、「⋮」メニュー →「完全に削除」を選びます。
- 赤い見出しの確認画面で、消えるもの・残るものを必ずお読みください。
- 確認のため、利用者名をそのとおりに入力します (一致しないと実行できません)。
- 理由を入力します (必須)。理由は監査ログに残るため、氏名などの個人情報は書かないでください。
- 「完全に削除する」を押します。
- !消えるもの: 氏名・カナ・生年月日・居宅・ご家族の情報・代理で同意された方のお名前・AI が持っていたメモとキャッシュ。声紋は無効化され、学習用に保存していた音声は削除されます。ドライブの利用者フォルダ名も匿名の名前に変わります。
- !残るもの: 記録・録音・チャット・ToDo の本文と記録の添付 (法定の保存期間があるため)、利用者の「添付資料」に追加したファイル (ドライブに残ります。不要なものは実行前に「添付資料」タブから削除してください)。本文・ファイル名・録音フォルダ名の中に書かれた氏名は残ります。介護度・障害支援区分・実績種別・所属事業所も統計のため残ります。
- !完全に消えるまで: ドライブのゴミ箱に移したものは約 30 日、処理用ストレージのコピーは内部の復旧用領域に 7 日間だけ残ってから完全に消えます (詳しくはシステム仕様書 §5)。
- !実行すると元に戻せません。以後、利用中に戻すこと・氏名の再登録・家族や同意・声紋・添付資料の追加はできなくなります。表示名は「(削除済み利用者)」になり、詳細画面に削除済みの案内が表示されます。
- !メニューに「完全に削除」が表示されないときは、オーナー以外の方でログインしているか、その利用者をまだアーカイブしていないか、すでに「完全に削除」済みのいずれかです。オーナーがアーカイブ済みの利用者を開くと表示されます。
テンプレートの活用法
テンプレートは 「使う場面」を選んで作るだけで、対応する画面に自動で表示されます。AI に渡す素材の挿入位置 (プレースホルダ) も保存時に自動で本文へ追加されるため、プロンプトの書き方を覚える必要はありません。
- ・録音の文字起こしで使う — 録音画面・録音詳細の「クイック整形」に表示。文字起こし全文が {transcript} の位置に入り、申し送り要約や様式への整形に使えます。
- ・チャットで使う — チャット入力欄の上のクイックプロンプトに表示。選んだ利用者の記録を踏まえた要約・報告文の作成に使えます ({records} が対象記録の目印)。
- ・記録フォームで使う — 記録の作成・編集画面の「AI で整形」に表示。フリー記入した下書きメモが {note} の位置に入り、SOAP 形式・報告様式などへの清書に使えます。整形前後を見比べてから適用するので、勝手に書き換わることはありません。
標準テンプレートが初期搭載されているほか、組織共通・個人専用のテンプレートを追加できます (組織共通の作成はオーナー・管理者)。
組織メニュー (オーナー・管理者)
- 組織情報組織名・住所・連絡先・ロゴ、Google ドライブの接続先、声紋登録機能・AI 洞察の ON/OFF を設定します (オーナーのみ)。
- 組織管理統制ハブ。概要・監査ログ・利用量・同意・エクスポートを確認します (監査ログ・エクスポートはオーナー限定)。
- ユーザー管理スタッフを招待・管理します。スタッフごとの事業所の割り当て (見える範囲) の追加・変更もこの画面から行います。
- 事業所管理事業所を登録・編集します (業種・各事業所番号・住所・連絡先・事業所フォルダ URL)。事業所の追加・編集はすべてこの画面から行います。
- 請求お支払い・席数の変更を行います (オーナーのみ)。
- 声紋管理組織の声紋を管理します (オーナー・管理者向け。管理者は割当事業所の範囲)。
マスタ・個人・ヘルプ
- 記録マスタ管理記録の項目・様式を管理します。
- カスタム固有名詞法人共有の固有名詞変換を登録します。
- 関連事業所マスタ居宅支援・相談支援などの関連事業所を管理します。
- 設定言語の切替や自分の声紋登録などの個人設定です。
- 実績自分の実績を確認します。
- ヘルプはじめに / 録音の使い方 / AI チャットの使い方 / 記録の作成 / お問い合わせ。
9. 席を増やす・減らす
席数 = 同時に利用できるアカウントの数 (1〜10000)。 席数は録音時間のプールにも関わります。
9-1. オーナーの操作
「請求」画面から Stripe のカスタマーポータルを開き、席数 (数量) を変更します。カスタマーポータル = 支払い方法や契約内容を自分で管理する画面。 支払い方法・請求書もこのポータルで確認できます。
9-2. 管理者の操作
管理者は請求そのものは操作できませんが、「増席の依頼」からオーナーへメールで依頼を送れます。
9-3. 録音時間プールとの関係
- ・月間の録音時間プールは 契約席数 × 30 時間 (1 席あたり月間、既定) で計算されます。1 席あたりの時間は組織のご契約により調整される場合があります。
- ・席数を変更すると、翌月 1 日の繰り越しから新しい席数で再計算されます (当月分は運営が手動で調整する場合があります)。
- ・前月の未使用分は翌月へ繰り越されます (既定は 1 か月分まで)。
- ・上限を超えても録音は止まりません (ソフトリミット)。超過した分は追加としてご請求に反映されます。
※ 1 回の会議録音の上限は標準 120 分 (1 回あたり)です。ご契約の組織設定により異なり、運営の調整で最大 3 時間まで設定できます。長い録音は 5 分ごとに自動で分割保存されます。
10. 困ったとき
- ・アプリ内ヘルプ を見る — 「はじめに」「録音の使い方」「AI チャットの使い方」「記録の作成」「お問い合わせ」があります。
- ・お問い合わせ — ヘルプの「お問い合わせ」から連絡できます。
- ・「最新版があります」通知が出たら — 画面を再読み込み (リロード) すると最新版になります。
- ・メンテナンスの告知バナー が出ているときは、記載の時間帯にご注意ください。
Hope Care AI 使い始めるまでガイド / 版数 v2026-09-18
本ガイドの内容は予告なく変更されることがあります。最新の制限値・仕様は「システム仕様書」および各画面の表示をご確認ください。
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