Startup Guide
Hope Care AI
使い始めるまでガイド
導入事業所のオーナー様・現場スタッフ様向け
契約から AI 機能の利用開始までを、順番にご説明します。
版数 v2026-07-12 / 本ガイドの内容は予告なく変更されることがあります
1. 全体像
Hope Care AI では、次の 4 つの役割の方が登場します。ご自身がどの役割かを最初にご確認ください。
組織オーナー (owner)
組織の契約者です。お支払い (請求) と席数の変更ができる唯一の役割で、初期設定 (Drive 接続・事業所・利用者登録) を最初に行います。
管理者 (admin)
スタッフの招待や事業所・利用者の管理を任される役割です。請求操作はできませんが、オーナーへ「増席の依頼」を送れます。
管理者 (事業所担当) (事業所スコープ admin)
担当する事業所を指定して招待された管理者です。閲覧は組織全体ができますが、追加・変更などの操作は担当事業所の範囲に限られます。※スコープ = 対象範囲のこと。
メンバー (member)
現場スタッフです。録音・AI チャット・記録の作成など、日々の業務でシステムを使います。
利用開始までの 5 フェーズ
1
契約とはじめてのログイン
代理店経由でご契約 → 事前許可メール → Google アカウントでログイン → 組織を作成します。
2
オーナーの初期設定
Google ドライブを接続し、事業所と利用者を登録します。
3
スタッフを招待する
管理者・メンバーをメールで招待します。ドライブの共有は受諾で自動的に行われます。
4
利用者の AI 利用同意
利用者ごとに、AI に渡せる情報の範囲をご本人またはご家族の同意で設定します。
5
使いはじめる
声紋登録やテンプレ確認をして、日々の録音・記録づくりを始めます。
2. フェーズ 1: 契約とはじめてのログイン
- 代理店経由でご契約いただきます。 ご契約手続きが済むと、システムに登録するための「事前許可」が発行されます。事前許可 = 招待されたメールアドレスだけがログインできる仕組みで、部外者の登録を防ぎます。
- 事前許可のメールに記載されたリンクを開きます。
- Google アカウントでログインします。 ログイン方法は Google アカウントのみです。会社で Google Workspace をお使いの場合は、その会社アカウントでログインしてください。
- 組織を作成するウィザードに沿って進めます。 画面の案内に従い、次の順番で進みます。
① 利用規約への同意
② 組織情報の入力 (組織名など)
③ お支払いの登録 (Stripe。Stripe = クレジットカード決済のサービス。)
④ 完了 → 続けて Google ドライブの接続へ (フェーズ 2)
ポイント: このウィザードは組織オーナー (契約者) が行います。スタッフの方はフェーズ 3 の「招待」を待ってからログインしてください。
3. フェーズ 2: オーナーの初期設定
3-1. Google ドライブを接続する (4 ステップ)
記録・音声・書類の「人が見る正本」は、貴組織の Google ドライブに保存されます。正本 = おおもとの正式なデータのこと。 最初に接続の設定を行います。
- Google ドライブに、この組織用のフォルダを作成します。
- そのフォルダを、システム用のアドレスに「編集者」として共有します。
- フォルダの URL を画面に貼り付け、「検証」ボタンで接続を確認します。
- すでに登録済みの事業所・利用者のフォルダを一括で作成します。
3-2. フォルダの構成
接続後、ドライブの中は次のように自動で整理されます。
組織フォルダ
├ 事業所フォルダ
│ └ 利用者フォルダ (context / chat_history / attachments / audio)
└ スタッフ / {名前} / {所属事業所} /
3-3. 事業所と利用者を登録する
- ・事業所を「事業所管理」から登録します。
- ・利用者を 1 人ずつ手入力するか、CSV ファイルでまとめて取り込みます (CSV インポート)。CSV = 表計算ソフトで扱える一覧ファイル。
初期設定チェックリスト
- ☐ Google ドライブを接続した
- ☐ 事業所を登録した
- ☐ 利用者を登録した (手入力または CSV)
- ☐ スタッフを招待する準備ができた (フェーズ 3 へ)
4. フェーズ 3: スタッフを招待する
4-1. 招待メールの送り方 (オーナー・管理者)
- ・「ユーザー管理」から、招待する相手のメールアドレスと役割を指定して招待します。
- ・招待できるのはオーナーと管理者です。管理者が招待できる役割はメンバー・閲覧者のみで、管理者・オーナーを与えられるのはオーナーだけです。
- ・管理者を招待するときは、担当する事業所を指定できます (事業所担当の管理者)。
4-2. 招待された人がやること
- 届いた招待メールのリンクを開きます。
- Google アカウントでログインします。これで参加は完了です。
- ドライブの共有は自動で行われます。準備が終わるまで「Drive 準備中」と表示され、数分ほどかかることがあります。
自動で共有される内容: 組織内のすべての事業所フォルダに、役割に応じた権限が付きます (管理者 = 編集可 / メンバー = 閲覧)。さらに、本人だけが編集できる個人フォルダが自動で作られます。
4-3. スタッフが抜けるとき (除名)
- ・除名すると、そのスタッフへのドライブ共有は自動的に解除され、本人へ通知メールが届きます。
- ・共有状態は夜間 (02:30 頃) に自動で点検・修復されます。オーナー・管理者は「Drive 共有を同期」ボタンから手動で再同期することもできます。
5. フェーズ 4: 利用者の AI 利用同意
AI に利用者の情報を渡すには、利用者ごとに同意が必要です。同意はいちばん大切な設定です。
5-1. 同意ウィザード (5 ステップ)
利用者の詳細画面から同意ウィザードを開き、次の 5 ステップで進めます。
利用範囲の 12 項目は最初からすべてチェック済みで始まります。外したい項目があるときだけ、チェックを外してください。
5-2. 同意 12 項目の意味 (4 グループ)
AI チャット (4 項目)
主に使うのは東京の Gemini です。主回路が使えないときの予備として米国の OpenAI・Anthropic を、画像解析の予備として米国の Anthropic を使うことに同意します。回路 = AI へのつなぎ先のこと。
音声文字起こし (3 項目)
主に使うのはシンガポールの Chirp です。予備として米国の Whisper・Deepgram を使うことに同意します。
声紋識別 (1 項目)
録音から「誰が話しているか」を東京のシステムで識別します。声紋 = 声の特徴。話者ラベルの自動付与に使います。
共通・補助 (4 項目)
文字起こしの整形処理、専門用語集の注入 (チャット・音声認識のヒント)、個人情報 (氏名・電話番号など) の自動マスクに同意します。
5-3. ご家族などが代理で同意する場合
ご本人に代わってご家族などが同意する場合は、同意者の氏名と続柄 (ご本人との関係) が必須です。控えの PDF には「氏名 (続柄)」の形で印字されます。
5-4. 同意がないと動かない機能
- !AI チャットで、その利用者の記録を踏まえた回答 (利用者カルテの参照)
- !録音の音声文字起こし・音声のアップロード
- !全期間記憶のための索引づくり (過去記録の意味検索)
リアルタイム字幕の注意: 録音中に画面へ文字が出る「リアルタイム字幕」を利用者を指定して使う場合は、音声文字起こしの予備回路である Deepgram (米国) への同意が必要です。この同意がないとリアルタイム字幕は始められません (録音・後からの文字起こしとは別の同意です)。
5-5. 控えと撤回
- ・同意の控えは PDF でダウンロードでき、メールで送ることもできます。
- ・同意はいつでも撤回できます。撤回すると、その利用者はすぐに AI の参照対象から外れます。ドライブ上の既存ファイルはそのまま保持されます。
- ・同意の状況は、利用者一覧・詳細のボタンの濃淡で見分けられます。組織全体は「組織管理 (統制ハブ)」の同意タブで確認できます。
6. フェーズ 5: 使いはじめる
最初の 1 週間で、次のことをしておくと使い心地がよくなります。
- 1.声紋を登録する — スタッフは「設定 > 自分の声紋」から、利用者は「利用者詳細」から登録します。話者ラベルの精度が上がります。
- 2.テンプレートを確認する — 申し送り要約・モニタリング報告などの標準テンプレが初期搭載されています。組織独自のテンプレも追加できます。
- 3.固有名詞・優先変換辞書を登録する — 法人共有の「カスタム固有名詞」と、職員個人の「優先変換辞書」で、名前や専門用語の表記を正しく整えます。
- 4.「今日」タブを見る — その日の状況をまとめて確認できる入口です。
7. 権限別にできること早見表
主な操作を役割ごとにまとめました。○ = できる / × = できない。
役割別のできること早見表
| 操作 |
オーナー |
管理者 |
管理者 (事業所担当) |
メンバー |
| 利用者・記録の閲覧 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 録音・AI チャット・記録の作成 |
○ |
○ |
○ ※担当内 |
○ |
| スタッフの招待 |
○ |
○ ※下記 |
○ ※下記 |
× |
| CSV インポート・エクスポート |
○ |
○ |
○ ※担当内 |
× |
| 声紋管理 (管理者向け画面) |
○ |
○ |
○ |
× |
| 統制ハブの監査ログ・データ書き出し |
○ |
× |
× |
× |
| 請求 (契約・席数の変更・解約) |
○ |
× 依頼のみ |
× 依頼のみ |
× |
- ※ 管理者の招待はメンバー・閲覧者のみを与えられます。管理者・オーナーを与えられるのはオーナーだけです。
- ※ 「事業所担当」の管理者は、閲覧は組織全体、追加・変更などの操作は担当事業所の範囲に限られます。
- ※ 管理者・事業所担当の管理者は請求そのものは操作できませんが、オーナーへ「増席の依頼」を送れます (第 9 章)。
9. 席を増やす・減らす
席数 = 同時に利用できるアカウントの数 (1〜10000)。 席数は録音時間のプールにも関わります。
9-1. オーナーの操作
「請求」画面から Stripe のカスタマーポータルを開き、席数 (数量) を変更します。カスタマーポータル = 支払い方法や契約内容を自分で管理する画面。 支払い方法・請求書もこのポータルで確認できます。
9-2. 管理者の操作
管理者は請求そのものは操作できませんが、「増席の依頼」からオーナーへメールで依頼を送れます。
9-3. 録音時間プールとの関係
- ・月間の録音時間プールは 契約席数 × 30 時間 (1 席あたり月間、既定) で計算されます。1 席あたりの時間は組織のご契約により調整される場合があります。
- ・席数を変更すると、翌月 1 日の繰り越しから新しい席数で再計算されます (当月分は運営が手動で調整する場合があります)。
- ・前月の未使用分は翌月へ繰り越されます (既定は 1 か月分まで)。
- ・上限を超えても録音は止まりません (ソフトリミット)。超過した分は追加としてご請求に反映されます。
※ 1 回の会議録音の上限は標準 120 分 (1 回あたり)です。ご契約の組織設定により異なり、運営の調整で最大 3 時間まで設定できます。長い録音は 5 分ごとに自動で分割保存されます。
10. 困ったとき
- ・アプリ内ヘルプ を見る — 「はじめに」「録音の使い方」「AI チャットの使い方」「記録の作成」「お問い合わせ」があります。
- ・お問い合わせ — ヘルプの「お問い合わせ」から連絡できます。
- ・「最新版があります」通知が出たら — 画面を再読み込み (リロード) すると最新版になります。
- ・メンテナンスの告知バナー が出ているときは、記載の時間帯にご注意ください。
Hope Care AI 使い始めるまでガイド / 版数 v2026-07-12
本ガイドの内容は予告なく変更されることがあります。最新の制限値・仕様は「システム仕様書」および各画面の表示をご確認ください。
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